車検場は一般の方々にはなじみの少ない場所ですが、どんな検査をされるのか大まかにご説明いたします。ここに記載されているのは基本的な検査内容です。
検査官がグレーゾーンと判断した場合、さらに精密に検査されることもあります。
① 車の外回りと室内の点検
車体、乗車装置、保安装置、灯火類、騒音など。 タイヤ、ライトのレンズに適合違反や破損などがないか? 座席にシートベルトがついているか? 車体の確認 車検証と車体番号や車高などが一致しているかの確認。 保安装置の作動確認 ブレーキランプやウィンカーランプ、ワイパーウォッシャーが正常に動作するか?室内の装備の確認やメーター内の警告灯の確認など。
② サイドスリップの検査
直進安定性を保つための前輪の横滑り量の検査を行います。
③ ブレーキ検査
ブレーキを踏んだ時バランスよく4輪ともきちんとブレーキが効いているか。
サイドブレーキがきちんと効いているか。ブレーキの引きずりはないか。
④ スピードメーター検査
スピードメーターが誤差なく正常に機能しているか。
⑤ ヘッドライト検査
ヘッドライトが安全な状態の光の量を確保できているか。
光の向きが対向車に向いたりせず適正な方向に向いているか。
⑥ 排気ガス検査
排気ガスの濃度が基準値以下であるか。
⑦ 足回りや下回りの点検
車両を機械にて左右、前後にゆすり、いろいろな箇所にガタが出ていないか。
オイルや燃料が漏れていないか。
⑧ 破損や腐食はないか。
上記では大まかにご説明しましたが、本来項目は多岐にわたり検査されます。
実際の検査項目は自動車検査票に基づいて検査されますのでご参考にご覧いただければと思います。 自動車検査票
車検に合格できない数値や不具合などが合った場合には、不合格となり、その部分を調整、修理などして再検査が必要になります。修理を終え再検査を受けることになりますが、再検査の回数が同日で3回までと決められています。
もしも3回以上にわたって再検査が必要な場合や、日付が変わるような場合は再検査代行手数料や検査印紙の費用がかかります。
また、不具合箇所の修理費用はケースバイケースで、お客様ご負担となります。その場合、お見積りと詳しいご説明をさせていただきます。ご了承いただいた後に修理、再検査という段取りとなります。
車検代行センターの場合、Bコースに関しては一発合格すべく作業を進めてまいりますので再検査に関しての手数料はかかりませんが、Aコースの場合は車検を代行するのみのコースとなりますので検査不合格となった場合、当センターの手数料として再検査料2,160円が発生します。